2011年11月06日

この一週間、HCCにこもりながら原稿を書いていたものの・・

とにかく、この一週間は、年度内に出版を考えている「プロセスエデュケーション」の原稿書きを完成させなくてはと思いながら、過ごしていました。

といっても、次々、紹介したい項目が増え、どのようにまとまっていくのか、まだまだ未知数です。その中でも、特にAIアプローチに関する記事は載せたいと強く思うようになり、いくつかの出版物を読みながら、AIの基本的な考え方の整理にかなり時間を費やしました。

その中でも、次の5つの核となる原理は、紹介しなければならないと思い、次のような原稿を書き上げました
一足先に、ご紹介をします。

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 AIには、5つの核となる原理があります(Watkins, J.M. & Mohr, B.J. 2001, Cooperrider, D.L., Whitney, D. & Stavros, J.M. 2008)。
@構築主義原理(The Constructionist Principle)
この原理では、組織の知識とその組織のありようは、互いに関連し合い織りなされていると考えています。問いかけることは,組織の将来を生まれさせ、構築させる道具になると考えられます。この原理から、組織をどのように認識するかによってその組織のありようが決定されていくと考えられます。それゆえ、リーダーや変革推進者(change agent)は、組織は生きており人間によって創り出されているとして、組織を読み解き理解し分析し、働きかけていくことがとても重要になります。

A 同時性の原理(The Principle of Simultaneity)
この原理では、問いかけと変化は別々に起こるのではなく、同時に起こると考えられます。問いかけは介入そのものなのです。人々が考えたり話したりしていることであったり、人々が発見したり学んだりしていることであったり、人々が将来のイメージについて対話したり想像したりしていることが変化の源になり起こるのです。その意味では、最初の問いかけがとても大切であり、その問いによって見いだされたものや発見されたことがストーリーとなって実現し展開されていくのです。

B 予期の原理(The Anticipatory Principle)
AIアプローチでは、建設的な組織変革や改善のための重要なリソースは、将来についてのイメージや日常の会話にあると考えています。この原理では、将来のイメージが組織の中のメンバーの現在の行動を引き起こすと考えられています。映画がスクリーンに映し出されるように、人々が生きる組織では、彼らの期待が映し出されていると考えられています。それ故、組織で働く人々が組織をどのように考え、組織はどのように機能し、どこに到達しようとしているか、どんなふうになりたいと考えているかといった期待(予期)が重要になるのです。

C 詩的原理(The Poetic Principle)
この原理を理解するために、人間が生きている組織とは「本を開く」ようなもの、といった隠喩が使われることがあります。組織のストーリーは絶えず、そこにいるメンバーが本の共著者となって描き綴っていると考えられます。過去、現在、未来に至るまでも、その組織で学んだり思いついたり解釈したりしていることをメンバー自身が描き続けているのです。よって、問いかけによって、ネガティブなものに光を当てるのか、ポジティブな変革に光をあてるのかで、組織のストーリーは変わってくるのです。

D ポジティブ原理(The Positive Principle)
この原理は、より具体的であり、AIの実践を通してこの原理に確信を強くもつようになってきていると述べられています(Cooperrider, D.L., Whitney, D. & Stavros, J.M. 2008)。ポジティブな気持ちや社会的なつながり、希望をもつといった態度、そしてひらめきや他者とともに何かを創り出す純粋な喜びなどのポジティブさは、変革のための推進力として大切になります。よりポジティブな問いかけが組織やグループに与えられるほど、より長期的で効果的な変化を生み出すことになります。
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以上の原理をもとに、5つのDを紹介する予定です。こちらは近々、アップします。

こうした原稿書きと同時に、NTLのメンバーになるためのレジュメとアプライのための書類作成に追われています。といっても、こちらは、卒業生の力も借りて、明日/明後日中に完成し、Dr.Robert J. Marshack氏に、書類を送らなければなりません。無事に、受理してもらえるといいのですが、こちらも明日が山場です。

とにかく、少しは、楽になることを考えながら、まだまだ苦行の日々が続く毎日です。
posted by つんつん at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | AIアプローチ
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