2014年11月07日

NTLワークショップ[Intervention Strategies]に参加D

 今日は、2014年11月6日(木)です。NTLの研修も、無事に(?)4日目のプログラムを終えることができました。今回の研修は、原因は定か出ないのですが、なかなかハードな毎日を過ごしてきました。一つは、年のせいでしょうか?今までだとメンバーが夕食などに誘ってくれたら、そそくさとお誘いに乗っていたのですが、それほど食事に興味もなく、気力ももう一つとのことで、お断りをして自分の部屋でゆっくりこうして過ごしています。
 今朝は、チェックインの担当が私も入った、ケビンとリサとの3人の担当でした。ケビンが単語とちょっとした絵を人数分用意してきてくれて、そのカードをランダムに割り当て、その後無言で自分にぴったりのカードをお互いに交換して持ち、全体で輪になって、自分のカードを選んだ理由を話すと言ったチェックインでした。これもまたおもしろかったです。
 その後は、Patさんのファシリテーターで今日一日のプログラムの報告がされ、R.Beckhardさんの仕事からK.D.Dannemillerさんが作成した[Resistance Model for Complex Change]公式について説明がなされ、その後質疑応答が行われました。このレクチャーの後の質疑応答やコメントなどを参加者が我先にと発言するのがさすが欧米の文化です。きっと日本ではこれほどまでに自己主張はしないと思います。
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 その後、午前9時50分頃から昨日のコンサルタントグループにもどり、公式の中のFirst Steps towards Visinについて25分ぐらい話し合いました。その後、グループごとに、フリップチャートにまとめたものを発表しました。
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 その後、[Appreciating & Responding to Resistance for Complex Change]についての説明を聞き質疑応答で休憩に入りました。10時50分ぐらいから11時5分頃まで休憩し、KATEさんによる[Use of the Self:Human Development Journey]について説明を聞きました。なかなかわかりにくい話でした。というか、あまりわかっていないと思います。資料をもらって来たので、再度読み直しです。その後11時50分から隣の人と二人組で、話した内容をもとに分かち合いをしました。ODコンサルタント、また教育者には大切な話であることはわかりながら、小生を理解することができず、少々残念でした。資料をくださいと言っておいたら、コピーを夜のプログラム終了時にいただくことができました。
 昼食を挟み、エナジャイジャー担当の3人組がプログラムを提供してくれました。このプログラムは、昼食後、ちょっと眠たくなる身体を目覚めさすためのアイスブレーク的機能を持たそうという企画です。
 その後、Patさんによる[Large-scale Methods- Creating Systemic Change]のお話を聴いた後、有志が出て、非常に短縮バージョンのワールドカフェを体験しました。
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その後は、メンバーが提供するベストプラクティスとして、いくつかのアプローチの紹介が午後5時15分近くまでありました。
(1) 4Box IMPACT
(2) Liberating Structures
(3) RACI
(4) MISSION,VISION,VALUES
(5) Executive Coaching
(6) ORGANISATION DESIGHN
(7) CULTURE DIAGONOSTCS
(8) INSIGHT SPECTRUM
(9) ENPROYEE ENERGEMENT SURVEY SUMMARY
(10) VISUAL PLANING SYSTEMS
(11) SYSTEM CHANGE
 休憩を少し挟んで、午後5時30分から、追加のレクチャがありました。KATEさんからはTRUSTの公式、PATさんからはTEAM EFFECTIVENESSのお話がありました。
 最後にチェックアウトで、一言ずつ話して終了しました。
 夜は、白州で四日目終了を祝いました。
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2014年11月06日

NTLワークショップ[Intervention Strategies]に参加C

 2014年11月5日(水曜日)です。今日も良い天気でした。居室からみる景色はなかなか良い感じです。
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 セミナーも3日目でした。なkなかの佳境でありました。終わり(後半)は、頭はかなりオーバーヒートしていました。今回の研修は本当にこの(楽天的な)私をして、なかなかハードです。
 朝、午前5時に起床して、今日の内容の予習タイム。今朝、FACEBOOKにアップしましたが、マインドマップで形に残してみました。こちらは、今日、ちょうどマインドマップの紹介があったりしたので、どや顔でメンバーに見せました。
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 朝は9時からスタートです。チェックインを考えるグループが実施、写真をプリントアウトしたのをメンバーの数より多めに床に置き、自分に今ぴったりなものを選んで、一つの輪になって、なぜその写真を選んだかを説明するチェックインでした。これは、結構おもしろかったです。
 その後、9時15分頃から、今日の一日の流れの説明があり、自分のリアルなケースをクライアントとして提供する人が再度簡単に説明をしてから、メンバーが選択をして集まりました。
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 私も、あるガス会社のODのクライアントのもとに行き、情報を収集しながら、[Intervention Strategies]を4人で計画しました。15分間、クライアントにインタビューした後、30分ほどで計画を立てました。その間、クライアントは、集まって「What does it take to be a good CLIENT?」のテーマのもとブレインストーミングをしながらマインドマップにまとめていました。
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 10分ほどの休憩を挟み、10時45分頃から、一つのグループのプレゼンテーションがフィッシュボールの形で行われました。15分間のプレゼンテーション、15分間のフィードバックセッションです。午前中にもう一つのグループのプレゼンテーションもあり、その中で、コーチングを行うことでインターベンションをするという提案が在り、コーチングは個別のことではないか、組織システムへの介入になるのかとの問題定義がされ、そのことをめぐって、12時15分ぐらいまで話し合いがもたれました。
 昼食は、45分で終えるか、1時間とって、午後1時15分に集まるか?多数決をとり、結果として、午後1時に集まることになりました。
 午後1時から、2つのグループの発表が同じようにあり、15時頃までかかりました。その後、マインドマップを使った良いクライアントになるには何が必要か?の説明がありました。
 午後3時10分頃から、[Use of Self: Social Staratification]の説明がKATEさんから行われ、質疑応答とチェックリスト(文化差)を行い、その結果をもとに、Dialogueと称して、それぞれ思い思いに、メンバーが自分の経験談を話し合いました。結構、この時間が長く、なかなか日常の事例の話が一番、聴き取るのが難しい私にはハードな時間でした。
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 午後5時10分ぐらいに終了し、少しブレイクの後、フリップチャートの周りに集まり、明日のラージアプローチに関して、お互いに紹介してくれるメンバーを募り、最後にチェックアウトで、今日一日の感想を伝え合って、終わりました。
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 今は、夕食にきつねうどんをいただき、今日こちらに来てはじめて持ち込んだ白州をちびちびといただいています。
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2014年11月05日

NTLワークショップ[Intervention Strategies]に参加B

 2014年11月4日(火)「Intervention Strategies」二日目も9時からスタートしました。昨日の最後に、火曜日、水曜日、木曜日の午前のセッションのはじめの10分間のチェックイン、午後のはじめの10分間のエナジャイザーの担当を決めていましたので、今日は一つのグループ尾企画でチェックインから始まりました。言葉を使わずに今の感じを身体や声などで音で表すチェックイン。おもしろかったです。言葉が十分にわからない私にとっては、ほぼノンバーバルでのチェックインは、それぞれの,メンバーのありようがわかって興味深かったです。

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 その後9時10分に、Patさんのインストラクションで、昨日のグループワークで、体験学習のサイクルはどのように生かされていたと考えるか?というといかけに応える形でスタートしました。
 9時43分にKateさんにバトンタッチされて、態度や行動の背後にある自分の価値(VALUES)について考えるセッションでした。価値、態度、行動について簡単な説明があり、その後、ロキーチの最終価値と道具的価値の18のリストが渡され、その中からそれぞれベスト10を選択してから、2人組でシェアをしました。

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10時30分から10分ほど休憩し、2つのペアが集まり、4人組を作ってシェアをしました。私がいたグループは、米国人2名、シンガボール人1人、日本人1人のグループで、それぞれの違いがあったも、文化的な背景もあった、とても興味深かったです。11時07分ぐらいに大きな輪にもどり、分かち合いをしました。この分かち合いの時間が、さすが欧米人が追いためか、途切れることなく、質問やコメントが飛び交います。

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 昼食の少し前、11時45分から、サーベイを用いたアプローチの意味について同じグループで話し合い、昼食となりました。
 昼食後、エナジャイザー担当の人のインストラクションで、ペアになって、目をつむって押したり、引っ張ったりして、ペアワークを楽しみました。
 その後、サーベイアプローチについての全体での分かち合いを熱心に行いました。そして、13時53分頃にYouTUBEで、DAN ROAMの登場するVTRを2本観てから、14:15からグループワークで、VIVID THINKINGセッションでした。15時30分まで話し合いながら、ODに関わるシーンをグラフィックでフリップチャートにまとめる作業を行い、午後3時30分からプレゼンテーションを行いました。いずれのグループ、4グループともとても魅力的なグラフィックができあがっていました。16時から全体でシェアを行い、16時13分ごろ短い休憩に入りました。

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 16時25分からPatさんによる[Transformational Change Process Model]の説明がなされ、その後、16時50分から17時15分頃までそのモデルのポジティブとネガティブについて話し合いました。そして、プレゼンテーションを4グループが行い、Patさんが簡単に説明し、質疑応答があり、このセッションも終了しました。

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 終わり頃に明日のプログラムの紹介と、明日メンバーの中で持ってきた自分のケースを提供できる人が手をあげ、明日のクライエント役になる予定です。

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 いくつかの宿題が出て、それをこれからやらなくてはなりません。
 ということで、2日目のプログラムが終了しました。
 さすが、夕食もってきた日清の天ぷらそばで済ませました。
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2014年11月04日

NTLワークショップ[Intervention Strategies]に参加A

 2014年11月3日(月)いよいよ「Intervention Strategies」のワークショップが始まりました。
 朝9時に会場のN4-265に15分前ぐらいに出かけました。すでに、何人かの参加者が親しみをこめたような挨拶、挨拶・・・。その中で、Patさんを見つけて、久しぶりのご挨拶。少し緊張の中、17人の参加者と2人のファシリテーター(Patさんと、Kateさん)によって、ワークショップがスタートしました。まずは、一人一言ずつ簡単に自己紹介がありました。私自身も勇気を振り絞り、ご挨拶。
 簡単なこのコースの説明の後、4人組になって、ワークショップへの期待をチェックリスト(4項目)をチェックしながら分かち合いました。その後、全体での分かち合いのシェアを行いました。集まってきた時に、小さな円になると、まるでTグループみたいだと言うことでそれが話題に。
 10時過ぎから、体験学習のサイクルについての説明と質疑応答を、Kateさんが行いました。テキストにある図は、5つのステップのモデルですが、David Kolbの話が中心に説明されたのが印象的でした。

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 10時30分から10分ほど休憩した後、Patさんから[The Context of Organization Development]について説明がありました。その後、[Phases of the OD Consulting Process]について説明がありました。Action Research ModelによるODコンサルティングモデルの話でした。11時30分頃から、Template to Create an OD inervention Strategyに従いながら、自分のこれまでのODの成功事例を分かち合いました。
 12時頃に、ランチタイムになり、午後1時に集合とのことでした。午後は、小さなエクササイズをやって、システムについての理解を深めるセッションであったのですが、今ひとつ意味が私には理解できませんでした。というか、英語が十分にわかりませんでした。
 その後、[Level of System Concepts]についての説明を聞き、質疑応答が行われました。この質疑応答も、質問をする人、私はこんな風に考える、こんな風にやってきたとコメントを話す人と、絶え間なくやりとりが続きます。その後、@Individual/Interpersonal,AGroup/Team/Inter-group,BDepartment/Inter-Department,COrganizationに分かれて、それぞれのインターベンションの可能性を話し合いました。その後、全体のシェアはもちろんありあした。
 14:15からBreak14:30頃まで。
 ABG Case Studyを用いて、ディスカッションとプレゼンテーションをステップを二つに分けて行いました。まずは、Step1,と2。
 16:00からBreak 16:10まで。
 引き続き、Transformational Change Modelに従い、ディスカッションとプレゼンテーションでした。17:21頃に、3つのグループのプレゼンテーションが終了。
 その後、3つのアクティビティとして、1つは、明日から3日間の、CheckInとEnergiserを決めること、そして2つめは、ジャーナルを書くこと(15分)、最後に、一言ずつ今日の体験を分かち合って(チェックアウト)、今日一日のプログラムを終了しました。
 たくさんのことを体験して、学びましたが、英語漬けでかなりハードな一日になりました。チェックアウトでも、英語のシャワーを浴びたと話したら、どっと笑いが起こり、こちらの思いは笑いの中でも伝わったのではないかと思います。これからテキストが手元に来たので、予習を少ししておこうと思います。
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2014年11月03日

11月2日から9日まで米国出張です!!NTLワークショップに参加@

 2014年11月2日(日)朝午前4時30分に起き、家内にセントレア国際空港まで送ってもらい、セントレア(7:55発)→(9:10着)成田経由(11:15分発)→ワシントンダラスDC(WASHINTON DULLES)空港(2日午前9:15着)に到着しました。
 いろいろな体験をしながら、ワシントンにたどり着く来ました。成田空港で余裕があったので、ラウンジを利用しようと思って、ANAのラウンジを訪ねると、ANAのスペシャルな会員でないと利用できないのですね。当たり前のことでしょうが・・・。他に利用できるラウンジがないかと訪ねると、すでに一度出国のゲートをくぐるとカード会社のゴールドカードの利用者のラウンジもないとのこと。あ、そうなんだ。知らないとは言え、恥ずかしい思いをしました。
 成田空港のラウンジの待ち時間では、宿題で出されていたこれまで実施したODのレポートをA42枚で書くようにと言うのを間際に知ったので、その宿題の手がかりを少し整理し始めました。KEEP環境事業部で行った際のデータ収集とその結果のAIアプローチが報告できる一つかなと考えています。果たして、そのような報告をするところまで英語が使えるのか、それが一番の問題です。まずは、ニーズ調査、データ収集での記録を簡易のマインドマップにしてみました。さて、・・・
 そして、ANA NH0002便に乗り込みました。エコノミーですが、ずいぶん前の座席との空間もある感じで、なんと言っても、画面の下にはUSBの端子まで付いていました。
 フライトの中では、お酒も自粛し、白のワインを2本食事の前と中でいただきました。後は、眠れる時には眠り、そのほかには、久しぶりに映画を3本観ました。一つは、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」、もう一つは「春を背負って」そして3つめは『ラスト サムライ」いずれも楽しめました。というか、いずれも少しのことで涙する自分がいることに改めて発見。涙腺が無茶弱くなってきています。
 少し揺れはあったものの、無事にワシントンダレス国際空港に到着しました。到着寸前に、次の行動で、研修会場(ナショナル・カンファレンス・センター)へのシャトルバスの乗り場を教えてもらったメールの内容をスケジュールのメモにコピー&ペーストしてきたはずが、消えており青ざめました。結局、空港を降りて、トラベラーズ・エイド的なWELCOMEセンターで確認して、乗ってきた次第です。2時間の待ち時間から、予習を始めました。少しずつODのワークショップモードに入りつつあります。
 お迎えのシャトルバスと言っても、普通乗用車で、お客さんは私と、同じワークショップに参加予定の男女各1名の3名が分乗して、会場に到着しました。会場も、FACEBOOKには載せましたが、とても大きくて迷子になりそうな会場です。でも設備は古く、スリッパもなく、やっぱりスリッパ必需品でした。
 さて、明日からの研修はどうなりますか?
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2014年10月05日

アサーショントレーニングに参加して

 2014年10月4日(土)5日(日)と、教育ファシリテーション専攻に在籍する院生による「アサーション(自己表現)トレーニング」を受講する機会がありました。院生といっても十分に特定の機関で研修を積み、認定された「アサーショントレーニング」のトレーナーとして仕事をされている方です。
 参加者は、初日は、19名、二日目は、一人所用があって18名でした。
 今回の参考書です。

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 両日とも、朝9時30分から午後5時すぐまでしっかりと学ぶ機会を得られました。院生である上田さんに感謝です。このプログラムは、5つおよび6つの要素の学びとふりかえりから構成されています。
 (1)自己表現とは
 (2)自己信頼と(アサーション)基本権利
 (3)認知(ものの見方・考え方)のアサーション
 (4)言語上のアサーション:@日常場面、A課題解決場面
 (5)非言語上のアサーション
 (6)DESC
 (7)ふりかえり

 アサーション(自己表現)の3つのタイプ(非主張的、攻撃的、アサーティブ)の識別、ありようをめぐって参加者とともに点検し合いました。テキストをもとに、3つのタイプに分けることもなかなか難しい作業でした。アサーションとは何かを理解することが、なかなか難しいのです。この課題は、最後まで続きますが、一般的に考えると、3つのタイプにわける基準を理解し合いました。
 午前中いっぱい、時間を費やしました。アサーションという言葉を使うけれども、また、上田さん流には、「自分の気持ち、欲求、意見、価値観などを素直に、正直に、その場に適切に表現する」ということらしい。そして、「・・適切に」とは、『反応を見る』、『聴く』ことだそうです。そうなると、私としては、『お互いに気持ちよく、健全なコミュニケーションが成立する」ということではないかと考えました。いかに「応答」が成立するコミュニケーションができるかと考えました。このことは、今も考えています。
 午後は、『自己信頼とアサーションの権利』について、資料を基に参加者とともに話し合いながら、基本的な権利の理解を深めました。午後の後半は、チェックリストを用いながら、自分のものの見方や考え方を点検することをしました。いかにさまざまな見方や考え方があるのかがよくわかりました。
 そして、本日(二日目)は、昨日のプログラムのおさらいからはじまり、ロールプレイを体験しました。「断る」ポイントを学ぶ実習、「頼む」ポイントを学ぶ実習、「お互いに気持ちよく終わる」実習を行いました。自分の他者への関わり方(頼むこと、断ることなど)の特徴に気づくことができました。3回のロールプレイ後にそれぞれふりかえりをしながら、それぞれのポイントを全体でシェアをしながら学びました。
 午後は、「言葉以外の(非言語的)アサーション」について資料をもとに学びました。そして、引き続き、怒りの発生のメカニズムを学びました。
 最後に、アサーションのために、DESC法について学び、例題をもとに、グループでDESC法の記述の仕方を整理しながら学びました。それぞれの発表をした後に、参加者の人からいろいろな角度からの質問がだされ、その質疑応答を通してもたくさんのことを学ぶことができました。
 DESC法を学んだ際の津村のメモです。

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 今回の学びの体験は、間違いなく、これからの津村の活動に役に立つ大切な学びになっていくと思います。
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2014年10月02日

新しい年度に向けていろいろな妄想@:研修ファシリテーター養成プログラム案

 時間ができると、2015年度にもし自分が新しく何かラボラトリー方式の体験学習に関わるプログラムを実施するとどんなことができるか?また、どんなことに社会の人たちは関心をもっているのだろうかと、妄想を巡らせています。
 ちょうど、本日来客があり、ファシリテーターやファシリテーションのこと、グループワーク、グループプロセス、リーダーシップなど、いろいろとお話をすることになっていました。
 そのこともあって、標題に書いたように「研修ファシリテーター養成プログラム案」といえばいいのか「体験学習ファシリテーター養成プログラム案」といえばいいのか、「体験学習デザイン・ファシリテーター養成プログラム案」といえばいいのか、思いつくままに、メモ帳に書き並べてみました。そうすると、ちょうどNコマ(3時間)の流れができました。

写真(津村の研修ファシリテーター養成プログラム案:20141002)).jpg

と描いてみたものの、あれ、これやるのなら、大学で講義しているのと同じことになるじゃん・・・と一瞬心で苦笑い。

 ただ、もしニーズがある、学びたい人がみえるなら、こうしたプログラムの実践は、今後も、ラボラトリー体験学習を学んだ一人として、おこなっていきたいものです。
 こうしたプログラムは、南山大学大学院人間文化研究科教育ファシリテーション専攻で、おこなっている専門科目「体験学習ファシリテーション基礎研究」「体験学習設計研究」「体験学習ファシリテーション応用研究」でやっていることでもあるのです。
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2014年09月29日

教育研修をデザイン(設計)することで大切なことを考えるプログラムの実践

 昨日9月28日(日)の9時30分から12時30分までの3時間、(社)日本産業カウンセラー協会関西支部 平成26年度シニアコース講座「KO800 教育指導」を担当してきました。
 結構このコースの担当が長くなってきています。この間、少しずつプログラムも充実とというか、自分ながらに納得のできる流れになってきているように感じています。ここで、一度簡単に記録もかねて、ねらいと流れをまとめておきます。研修デザインに大切なことを考えるプログラムとしては、一つの進め方ではないかと思っています。
 さて、「教育指導」という科目として、日本産業カウンセリング協会における学習のねらいと学習の要旨ではかなりの知識・技能・態度の涵養を求められています。冗談まじりに、「これだけのことが3時間でマスターできれば、すごい科目ですね!」と話してからスタートしています。
 そこで、私なりに、これらの中身を少しでも実現する(体験して学ぶ)ためにつぎのようなプログラムで実施しています。

 まず、ねらいですが、
○ 産業カウンセラーが社会人を対象とした各種の教育や研修を実施するに際し、指導が効果的に行われるための基本的な考え、態度、技法を学ぶ
○ 実際に参加者が『研修プログラム設計において大切なことは何か』をディスカッションすることを通して、教育指導の基本的かつ重要な視点を学ぶ
○ グループ活動時に起こるプロセス(自分や他者の動き、コミュニケーション、意志決定、リーダーシップなど)に気づくとともに、自分のありようを学ぶ

 上記の3点を実現するのも大変ですが、参加者の方々の関心のどこかに触れることができればと思い、説明しています。

 そして、プログラムは、以下のような流れです。
1.導 入
  あいさつとねらいとプログラムの流れの説明
   (1)ねらいづくり
      私の窓:@今の気持、A私のねらい(取り組みたいこと、学びたいこと)
   (2)グループを作る(5〜6人ぐらい)
   (3)チェックイン:「私の窓」の分かち合い
2.グループワーク
   (1)個人で考える:「研修プログラム設計で大切なことは?」メモ(5分)
   (2)グループの自立的運営:役割決め
   (3)グループで話し合う:「研修プログラム設計で大切なことは何か?」を話し合う(40分)
→模造紙に描く
   (4)グループで考えた『大切なこと』を発表する(1グループ3分)
   (5)ふりかえり用紙記入→わかちあい
3.まとめ
  教育研修を設計する際に大切な視点に関する発表をもとに、コメントする
  ・学習内容について
  ・学習評価について
  ・プログラムの設計と実施について
   教育者に求められるものは→“内省的実践家になれ!”

 研修の最後に、津村は大好きなD.ショーンの「内省的実践家になる」ことを、そして、研修、ラボラトリー方式の体験学習では、よく使われる「エントリー(Entry)」と「リエントリー(Re-Entry)」のお話を慌ただしい中、話させて頂き、昨日は、修了しました。

 6グループがプレゼンテーションされた「研修をプログラム(設計)する時に大切なことは何か?」です。どのグループもすごく熱心に取り組んで頂けました。

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■参考資料
プロセス・エデュケーション〜学びを支援するファシリテーションの理論と実際〜 津村俊充 2012 金子書房
posted by つんつん at 10:35| Comment(0) | TrackBack(0) | プロセスエデュケーション

2014年09月25日

今日は63歳の誕生日。気持ち新たに、残された人生の誓いを・・・

 本日(2014年9月25日)、63歳の誕生日を無事に迎えました。こんな年になるとは20代の時には思いもしませんでした。半分冗談で話しますが、28歳になってその後は、あっという間の35年間でした。

 ただ、神戸大学で開催された日本教育心理学会の会場で、大学の先生に現場の小・中学校の先生の「現場の研究を馬鹿にされた」という怒りに近い感情から、急遽大学院をめざし、一年名古屋大学でお世話になって、なんとか大学院入学したのが1975年。あれからほぼ40年。なれない大学という世界に足を踏み入れ、それから38年近く。その大学が、南山短期大学人間関係科という、それはそれはとてもユニークな体験学習を柱とする徹底的な教育中心の大学だったから、私はこれまでやってこれたのだろうと思います。それは、深い感謝のなにものでもありません。出会った関係の先生方、そして学生のみなさん、私がラボラトリー方式の体験学習にずっぽりとつかり、学ぶことができたことが、私の人生のほぼすべてを形作っています。

 出会ったすべての方に深謝です!!

 学び手中心の教育は、ラボラトリー方式の体験学習に出会う前から、私の中にはずいぶん土壌はできていたようです。大学時代のサークル(青少年研究部)の活動、手作りの教えない塾経営など。それらのすべてがうまく絡み合って、今日までやってこれたのだろうと思います。

 期せずして、ほぼ20年を経過後に、南山学園における南山大学改組とからみ人間関係科を廃止して、教育学科の先生方と人文学部心理人間学科の設置、人間関係研究センターの設置と、20年間近く大切に育ててきたラボラトリー方式の体験学習という苗をその後15年かけて、大輪の花に育てることができたのではないかと思います。私の中では、大きなクールが一つ終えた感じです。高等教育機関として、短期大学に「人間関係」と冠する学科が誕生してからほぼ40年です。ちょうど、先日(9月14日)にニンカン40周年記念パーティも、卒業生の手づくりで開催することができました。彼女らの中には間違いなく「ニンカン魂」(私を大切にする・相手を大切にする心)が宿っているのは間違いないようです。

 私は、来年2015年3月末日をもって、南山学園南山短期大学→南山大学とお世話になった職場を卒業します。これまで慌ただしく過ごした日々を顧みると、もう少しゆっくりと過ごす時があってもよいかと思っての決断でもありました。少なくとも、「にんかん巡礼」「心理人間巡礼」と称して、卒業生のところを訪ねていき、彼・彼女の活動をブログに掲載し、卒業生同士がまた新しいつながりを創るような活動ができればと考えていました。

 ところが、この決断をした頃から、周囲の方々からのさまざまなお話やいろいろな出来事が生まれ、このままラボラトリー方式の体験学習を探求してきた身として、このままラボラトリー方式の体験学習から身を引いてもいいのかと思い始めたのです。人が人を大切にし、ともに生きる喜びや楽しさを感じながら学んだり仕事をしたりできる場を創っていくことに今しばらく貢献してもいいのかもしれないと思い出しました。そうなると、だんだん小さなそうした思いが大きな思いに、それは野望にさえなっていっている気がします。果たして、どれぐらいのことができるのかわかりませんが、2015年4月1日から、新生「日本体験学習研究所(JIEL)」として、一段と活動を活発にして、社会に挑戦していきたいと考え始めているのです。

 何をやるかは、まだまだ未知数のところがありますが、このようにもう少し新しいことにチャレンジしながら、ラボラトリー方式の体験学習を大切にすることを誓って、誕生日の挨拶にさせていただきたいと思います。
 随時、新しい企画は、FACEBOOKなどで公開していきます。

 追伸:この間に、亡くなられた恩師大橋正夫先生の三十三回忌が2015年10月です。2015年10月18日法要の営みをさせていただきたいと考えています。たくさんの当時の仲間が集まってくれることを願っています。
posted by つんつん at 17:09| Comment(0) | TrackBack(0) | プロセスエデュケーション

2014年09月18日

二人の方からインタビューこれまでの自分、これからの自分を考える(2014年9月15日)

 9月15日(月)思いがけず、お二人の方にインタビュー(問いかけ)をしていただく機会に恵まれました。
 一人は、南山大学大学院人間文化研究科教育ファシリテーション専攻の修了生のお一人です。もう一人は、協同学習・協同教育を提唱されている先生です。
 一人目の修了生には、教育ファシリテーション専攻の開設時の諸々の話と本専攻のこれからについて尋ねられました。2014年4月に本専攻は開設され、ほぼ10年経過しましたが、我ながらよくぞここまでやってこれたという感慨深さを感じることができました。10年一昔とよく言われるように、1クール終了して、次の新しいクールに入っているのだろうなと改めて感じた次第です。
 ラボラトリー方式の体験学習のコアプログラムである「Tグループ」が組織開発(OD)の始まりであり、それは、今日広く知られつつあるホールシステム(たとえば、ワールドカフェ、フューチャーサーチ、AIアプローチなど)の源流でもあるのです。ちょうど先日のODNJapanの世界大会でスカイプでE.シャイン氏が語っていたように、また、D.ホイットニー氏の基調講演で話されたように、「Tグループ」への原点回帰を、津村に示唆されたように感じています。
 本専攻の新しい方向性として、現在のODアプローチの研究と併せて、「Tグループ」の今日的意味と実践が必要とされているのではないかと感じています。それは、E.シャイン氏の話にもありますが、援助を求めている人(学びを求める人)に焦点を当て、その人がその人の力で、その人の責任で、学んでいくという状態を支援するのがファシリテーションの原点であり、それを実現するためのファシリテーターの養成を残された人生の中でできれば実現したいと考え始めています。
 そういった思いを明確にしていただくインタビューでした。

 また、もう一人の先生からのインタビューというか、対談というか、居酒屋での談義の中で、協同学習について日頃考えたり思っていることをお尋ねしてお答えをしていただけたことが私には大きな収穫でした。
 一方、尋ねらたことで、「プロセス・エデュケーションとは何ですか?」といった大上段からの問いは、なかなか私には厳しい問いでした。ほぼ咄嗟にといってもいいかもしれませんが、関係者、学び手が「参画すること」と答えました。結果として、「参画できた体験」「参画できなかった体験」があってもいいのですが、やはり学びの場に「参画すること」が大きなウェイトを占めていると考えています。ちょうど、その先生が、お話をしてくださいました。「参集」「参与」「参画」ですかね。「参集」とは、ただ集まっているだけの集団。「参与」とは、ゴールは示されて、それに「参与」するということ。協同学習はこれにあたりますと言ってくださいました。まさに、目標を示し、それにいかに「参与」できるかを考えて促すグループ学習が協同学習といえるのでしょうね。すごく納得です。
 そして、ラボラトリー方式の体験学習は、「参画」を求めると考えると、ゴール(目標)も学び手とともに創る
ことから学びはスタートしているのです。まさにラボラトリー方式の体験学習を言い当てているように感じました。
 それと、併せて、再度「プロセス・エデュケーションとは?」と尋ねられ、「プロセスを大切にする教育」と答えました。「プロセス」とは、「今ここで起こっている気持ちや思い」であり、それを大切にする学びの環境作りなのです。よって、それは、協同学習であろうと、一斉学習であろうと、ラボラトリー方式の体験学習と名付けていたとしても、そこで起こっている学び手の気持ちや思い、学び手とファシリテーターとの関係のありようなどに気づきながら、それを扱いながら学ぶ場を創っているかがとても重要なのです。教育現場の形ではなく、ありようを「プロセス・エデュケーション」では考えたいと思っているのです。
 これらのことを、いろいろと考えることができた一日となりました。
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2014年09月01日

易経に学ぶファシリテーション(19)

■ファシリテーターとしての第五段階「飛龍(ひりゅう)」

 私に「飛龍(ひりゅう)」の時代があったということ自体がおこがましいのですが、あえてあったと考えるとぐらいでお読み下さい。

 あっこちゃん(2012)では「成長を続けてきた龍は天かける飛龍になり、雲を呼び、雨を降らせる能力を発揮し、大きく世の中を循環させて人々を成長させます」と書かれています。「飛龍」の時代は、何をやっても順調に進み、次々とものごとが実を結ぶ進んでいく時代だそうです。

 「飛龍(ひりゅう) 天に在り。大人(たいじん)を見るに利(よ)ろし。」飛龍の時代は、陽の極みの時で、一生懸命やらなくてもトントン拍子で進むのです。そのようになると、人々はその安定にあぐらをかき、先を見通す力を失っていくのです。飛龍にとって「大人(たいじん)(師)」とは、まわりのすべての人、すべてのものごとだそうです。基本の姿勢を失わないために、常にまわりのことに学びなさいと教えられているのです。まわりのものごととは、人や出来事、大自然、歴史や古典などをさしているそうです。将来どうあるべきかを正しく見極めること、そして「大人から学ぶこと」ができれば、この飛龍の時代も保たれるのです。

 南山短期大学から、南山大学に移籍してきたのもこの段階で大きな転機になったことと思います。ちょうど、南山大学人間関係研究センターを基地に、ラボラトリー方式の体験学習の可能性を広げていった時期でもあります。特に、学校教育現場の先生方との交流がありました。特に、チュッ学校教育現場で、生徒たちの学習態度や生徒と生徒、生徒と教員との人間関係にいろいろと問題を感じていた先生方が南山大学に集まり、これまで成人の教育として実践していたラボラトリー方式の体験学習の学校現場への応用実践の試みが開始されたのです。短期大学の教育から学部教育へとラボラトリー方式の体験学習の実践応用の展開、そして、中学校をはじめ学校教育現場への応用実践研究の充実が、私自身のファシリテーターとしての可能性を広げてくれたのです。

 大学に移籍後、5年後に人間関係研究センターのセンター長を拝命して、これまでの実践をさらに充実したものにすることができました。特に、中学校における学校教育の改善活動が実り、その実践を日本体験学習研究会全国大会で発表されたり、そうした活動実績をもとに、2005年度の文部科学省「平成17年度・18年度文部科学省『大学・大学院における教員養成推進プログラム』として「豊かで潤いのある学びを育むために―ラボラトリー方式の体験学習を通した豊かな人間関係構築を目指して―」をテーマにプロジェクトが採択されたのです。このGPは、2005年から2年間、そして引き続き、「平成19年度・20年度文部科学省『専門職大学院等教育推進プログラム』として「教え学び支え合う教育現場間の連携づくり〜ラボラトリー方式の体験学習を核とした2つの連携プロジェクト〜」を2007年から2年間と、計4年間にわたり、文部科学省の補助金を得て、ラボラトリー方式の体験学習を全国展開することができたのです。また、GPの活動の一環として米国NTL主催のワークショップセミナーに参加する機会があったことも、新しい刺激を受け取るにはとても重要な機会になりました。

 こうした活動は、今から考えると「飛龍(ひりゅう)」のステージであったと言ってもいいのかもしれません。それらと同時期に、南山大学大学院人間文化研究科教育ファシリテーション専攻が設立され、専攻主任として、その後研究科長として仕事をさせて頂きました。教育ファシリテーション専攻での研究と実践が、成人教育におけるラボラトリー方式の体験学習の大切さと流れを作り出してくれたのだろうと考えられます。

 また2004年、FAJ認証記念式典で、オープニングで「教育とファシリテーション」の講演をさせていただき、日本ファシリテーション協会の人々、特に中部支部の方がとも深い交流が生まれていきました。その関係は今も脈々とつながっています。

 さらに、同時期ですが、2006年には、日本体験学習研究所(まだ任意団体ですが)を設立し、大学院教育ファシリテーション専攻修了生の方々に、社会貢献として活動して頂けるような機会をつくり、私だけでなく研究員のみなさんにファシリテーターとしての力をつけてもらえるような努力もしてきました。
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2014年08月27日

易経に学ぶファシリテーション(18)

■ファシリテーターとしての第四段階「躍龍(やくりゅう)」

 基本と技、実力を身につけた龍が兆しを見極め天に舞い上がるタイミングを待つ段階だそうです。「あるいは躍(おど)りて淵(ふち)に在(あ)り。咎(とが)なし。」あっこちゃん(2012)は、この段階を「躍龍(やくりゅう)」と名付けています。

 大きな飛躍の機を捉えるために、ある時には跳躍して天に舞い上がろうとしたり、ある時は潜龍がいた淵に戻ってはじめに立てた志に立ち戻ったりしなさいと。そうすれば、あやまったりすることはないでしょうという意味だそうです。到達するための志を前にしてスランプに陥ることがあるということです。それは、好調と不調の波があり、不安定に大きく上下する時期でもあります。あっこちゃんは躍龍はこの不安定さがいいのですとも言っています。躍龍は、何度かのスランプを乗り越えながら、一層の力をつけて、落ち込みをバネに天に舞い上がり、「飛龍(ひりゅう)」となるのです。

 前回、私がラボラトリー方式の体験学習のファシリテーターとして自由に振る舞えるようになったきっかけとして、留学経験と、改めてのNTL主催のTグループへの参加体験、そして留学の最後に参加したトレーナートレーニング体験です。これらの体験は、津村のファシリテーターとしての力量とグループや人に臨む姿勢を育ててくれました。

 留学先のマサチューセッツ大学アムハースト校では、ヒューマニスティック・エデュケーションの一つのプログラムとしてのセルフサイエンスを学んできました。留学した最初は、Tグループなどのグループ体験を研究するつもりでしたが、訪ねて行ったG.ウェインシュタイン教授は、「もう、おれはグループはやめた!」との一言。そして、「グループを研究したければ、隣の研究室の教授を紹介するよ。」と。これはあわてました。でも、やはり初志貫徹、G.ウェイシュタイン先生から学ぼうと、方向転換をしたのです。それが、セルフサイエンス・プログラムでした。

 このプログラムは、学部教育でも、大学院教育でも実践されていて、G.ウェインシュタイ教授が開発した「エデュケーション・オブ・セルフ」というコース名でプログラウ展開されていました。G.ウェインシュタイン先生とは、いろいろな問題がありました。なかなか堅物の先生で、「なんでもいいから質問があれば、してもいいよ!」と言ってくれたので、いくつかの問題と感じることを津村が話すと、「君と話をすると、コンフリクトを感じるから、もう帰れ」的な発言。これまたあわてましたが、ドクターコースに在籍していた女性の大学院生ジュリーに助けられ、無事一年間学ぶことができました。

 この大波を体験する一年間は私にとっては、ラボラトリー方式の体験学習の可能性をたくさん感じることができた一年でもありました。結局、このコースを体験することで、ラボラトリー方式の体験学習の応用版を修得し、学生や社会人などいろいろな方がたに応用実践することができるスキルと知識を習得し、体験学習の循環過程の視点のバリエーションの豊かさを学ぶことができたのでした。

 NTLでのトレーナートレーニングの2週間のプログラムの参加体験も私のファシリテーターとしての幅を広げてくれました。それは、留学後、Tグループに臨む姿勢を本当に柔軟にさせてくれる体験でもありました。
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2014年08月11日

易経に学ぶファシリテーション(11)

■「中する」とはバランスをとること?

 前回、ものごとにある陰と陽の識別とその両面性を見る力、大切にすることがファシリテーションには必要であると述べました。議論の中で、勝ちと負けを作るのではなく、それぞれの言い分を聞きながら適切な対処をすることがファシリテーションには大切になるでしょう。その時には、バランスをとる感覚が大切だなあと思われる方が多いのではないでしょうか。AとBの中庸を得るようにすると言ったら良いんでしょうか?この真ん中をとることが易経でいう「中する」ことではないとあっこちゃんは先日の例会で話してくれました。「中する」とは、真ん中をとるようにバランスをとるのではなく、両者のアイデアをしっかり聴き、活かして、新しい次元での解決策を得るようにすることだと話されたのです。確かに!!この「中する」という意味は、ファシリテーターは肝に銘じておくべきでしょう。とても大切な視点だと思います。

 そして、その際に、「器量」と「度量」との違いも話されました。「器量」とは、自分のポストをヶ座さずに仕事をやること(陽)です。「度量」とは相手が自分を否定していることも知って、その人の意見を聴き受け容れること(陰)です。この見返りを考えずに譲る、受け容れることができる器が「度量」であり、ファシリテーションを行うファシリテーターに求められていることではないでしょうか。ともすれば、ファシリテーターである立場を保全するために、メンバーに働きかけたり、メンバーの発言を処理したりしてしまっていないか、自問自答する必要がありそうです。

 男性は発するだけで、女性はそれを受け容れます。そして化し、生命体を創るのです。発する人は、陰にたよらないと生まれないとも。また実現させるものがないと、陽は陽として存在しないと言ったらいいのかもしれません。

 私たち、ファシリテーターは、時として、大地として機能し、時としてその大地を創り出すことを支援する存在になることが大切なのかもしれません。大地として機能する器としてのグループ、それは信頼関係がベースになった相互依存関係であるといってもいいのではないでしょうか。その信頼関係をいかに創り出すか?それは、ファシリテーターだけの仕事ではありません。メンバー間の関係がいかに相互依存関係になるか、それは、ファシリテーターとメンバーとの関係もしかりです。やはりファシリテーターのありようがいつも問われることになるのです。

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2014年08月10日

2014年8月9日台風11号と対峙しながら四国徳島へのドライブの顛末

 昨日は、多くの方にご心配をおかけしました。無事に、四国徳島に入り、家内の実家にて、一晩を過ごすことができました。

 昨日は、朝早く立てば、徳島に着けると思い、午前6時30分までに荷物を詰め込み、我が家を出発。まずは、いつものガソリンスタンドで、満タン給油。その後、少し走り出すと、オイルゲージのランプが点灯!!!愛車アウディA4アバントくんのオイルを求め、彷徨うも、結局ディーラが開くの待って、異例の8時30分頃にオイル給油と、タイア空気圧チェックを済ませ出発!!!(くれぐれも、遠出する場合には、前日までにチェックはしておきましょう!!)

 と、その頃、友人から、洲本ー津田東間、通行止めとのこと。さて、どうする?
 自宅に帰って、明日の出発にしようか?それとも、行けるところまで行って、京都か大阪で宿をとるか?など・・

 結局、行けるところまで行こう!ということに。そして、いろいろ話しながら、東名阪に入る。途中、四日市ー鈴鹿間がかなりの渋滞60分ほどかかったでしょうか。その間の話も家内といろいろ可能性を考えながら。新名神に入ると雨・風が強くなってきました。とにかく、運転しながら、淡路島まで行って、淡路島のサービスエリアで、鳴門大橋の通行止めをまとうという話になり、名神ー中国道ー山陽道と向かいました。中国道ー山陽道あたりは、雨もやみ快調なドライブ。淡路島に向かう分岐点になる三木ジャンクションが差し迫ってくる中、ナビが急に、鳴門大橋通行止めのためにコースを変えますか?と問いかけられる。そうか、山陽道→瀬戸中央道→坂出→高松→徳島か?と。瞬間の決断で、そちらのコースをとることに。これが結構正解でした。雨・風もそう強くなく、瀬戸中央道あたりで、風が強く雨が降っている感じで、無事に四国に渡ることに成功。

 香川白鳥から阿波市に入る峠をちょっと激し目の雨の中、家内の実家にたどり着きました。
 走った後の道路が、次々と通行止めになったようです。四日市からの西への名阪道路、亀山から甲賀土山、瀬戸中央道、高松道、と。

 とにかく、よく決断し、よく走って帰ってきたものです。昨夜、というか今朝の風雨はすごかったです。さすが台風。それぞれの地区で生活されている方々が無事に過ごされていることを願うばかりです。

 それにしても、我が実家がある南佐古には避難警告が出ているとのこと、少し落ち着いたら、見に行かねば・・・
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2014年08月07日

某中学校で教員研修「ラボラトリー方式の体験学習によるグループワーク」

 先日2014年8月5日(火)埼玉県にある中学校にお邪魔しました。前回は、2014年1月30日に「ラボラトリー方式の体験学習を導入する意味」と題して、研修を行わせていただきました。平成25年度(2013年度)よりはじまった埼玉県教育委員会指定 地域に応じた学力向上推進モデル事業 知・徳・体のバランスのとれた学力向上「学習意欲の向上をとおして」題した取り組みの応援です。

 ○分かる授業・楽しい授業の展開(授業力の向上)
 ○家庭学習の定着(家庭との連携)
 ○学級経営・学習環境の充実(信頼関係の構築)
 ○心理指導・キャリア教育の推進(目標の設定)
 以上の4つの柱の元研究授業は行われています。

 その中で、学級経営・学習環境の充実(信頼関係の構築)の手立ての一つとして「ラボラトリー方式の体験学習」を実施してくださっているようです。1年と1ヶ月の取り組みでいろいろな変化が生まれているようです。

 それらの変化や生徒や先生の気づきや学びを、グループワークを実施する前に話し合っていただきました。子供たちの仲間との関わりの変化がいろいろと生まれていたり、お互いに受け入れ合えるかかわりの変化をベースに学力、学ぶことへの意欲の変化なども生まれているようです。

 そして、第二回目は、新しいグループワークに取り組んでいただき、再びふりかえることの大切さ、またリーダーシップ(影響関係)のありようの発見などをテーマに実習とお話をしてきました。

 最後に、あまり時間がなかったのですが、これまで取り組んできて、今思っているQuestions(質問)をあげてもらいました。ちなみに、下記のようなものを書いてくださいました。こうした問いは、私の課題(宿題)でもあります。

 ・佐藤学先生の「学びあい」との関連や連携はあるのか?
  →関連があるとお答えしました。子供たちに問いを発して、役割など特に決められていないグループの中で、いろいろな意見を出し合い、学ぶこと、協同の学びはとても大切で、ラボラトリー方式の体験学習の学びに通じるものがあります。今日の、協同学習といわれているいろいろなありようの中で、教育技術として、グループのメンバーに役割を決めたり、決められた進め方を通して協同を生み出す協同学習もあります。しかし、ラボラトリー方式の体験学習は、そうした役割やルールを決めるのではなく、まさに生の体験(実験)的に学ぶことを大切にしています。それは、佐藤学先生の「学びとは対象(教材)との出会いと対話であり、他 者(仲間や教師) との出会いと対話であり、自己との出会いと対話である。」として、素朴に対象と出会う体験ができることが大切になると考えています。

 ・実際の生活の中で、人間関係づくりが苦手な生徒がいます。こういう活動を重ねることで改善できる?
  →体験を重ねながら、少しずつ改善されることもあります、時には、グループ活動の中で思いがけない働きをメンバーがして、そのメンバーの働きを他のメンバーが認めてくれる体験を通して、その該当のメンバーが変化することがあります。私自身もそのような体験に出会ったことがあります。まさに、体験のプロセスをしっかり見ることができる、そして気づいたことを認め合える関係づくりが、いつもベースになっているのだろうと思います。

 ・どんな活動をどんな順番でやるとよいのか?
  →今日実施したような情報紙をそれぞれのメンバーがもって問題解決に取り組むようなグループ実習、それも比較的簡単な実習から、少し難しい課題に挑戦したり、できれば、うまくいかなくても、ふりかえりをして、次の自分たちのグループの課題や自分の課題を明確にして、再度挑戦するような実習に取り組むようにされるといいでしょう。また、考え方や価値観などを話し合いながらコンセンサス(合意形成)をするような実習へと展開していくとよいでしょう。

 ・ふりかえりについてどこまで事前に指導するのか?
  →はじめは、ふりかえり用紙に、自分のことや相手のことを書くことが苦手な子、あまり内省できない子もいるかもしれませんが、こちらも何度か実習体験とふりかえりを重ねていく間に、記述は増えていくと思います。時には、どのような言葉や記述をすればいいかも指導することも大切でしょう。具体的な友だちが書き出したふりかえりの記述などもお互いに紹介し合える機会をもつとよいでしょう。

 ・おわりにどんな点を評価してあげるとよいのか?
  →できるかぎり、生徒が発言したことをそのまま受け止める形で応答することをしたいものです。どうしても、それは正しい、それは違うといった反応をしがちですが、実際にそれぞれのメンバーが今感じていることを発言してもらえることが大切です。また、時には、そにはどのような意味があるかなども問うてみるのもいいでしょう。体験学習の循環過程を意識して、応答するとよいのではないかと考えています。

 その他、質問をいただきましたが、回答ができずに帰ってきました。それが、以下の問いです。このブログでも、だいぶ長くなりましたので、またの機会に回答をさせていただきます。
 ・グループの中で消極的な子どもが発言するようになるにはどうすればよいか?
 ・グループワークの中でも、受け身がち消極的な生徒への対応は?
 ・どうしても、グループで関わるのが苦手で話し合いに参加できない生徒は、その場にいるだけでよしとなる?プラスになることもありますか?
 ・課題が早く解決したグループや行き詰まってしまい、時間をもてあましているグループへどう配慮するか?
 ・対象年齢に合わせた体験学習があるのか?
 ・教科で実践する時の体験学習のふりかえりの時間の割合(配分)は?

 以上、8月5日の研修の記録として、アップしておきます。読者のみなさまに参考になりば幸いです。
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2014年07月21日

易経に学ぶファシリテーション(00)

■易経からファシリテーションを学ぶきっかけ■

 しばらく、いやひょっとすると長く、「易経に学ぶファシリテーション」シリーズをブログに掲載していくことになりそうです。なりそうというのは、いつまでこのテーマで書き続けられるかわからないので、しばらくと書きましたが、私の予感としては、かなり奥深い易経を考えると、かなり長くいつまでこのシリーズが続くかもしれません。

 そして、タイトルも「易経とファシリテーション」『ファシリテーションと易経」としようかとも考えたのですが、ここは対等な関係ではなく、素朴に易経の教えから学ぶファシリテーションを考えるということが自然の流れだろうと思い、上記のタイトルとしました。

 易経と出会いは、2014年4月16日(水)にFAJ中部のメンバーである小椋さんに易経研究家の竹村亞希子さんを紹介され、夕食&カラオケをご一緒する機会があったのが始まりです。その時いただいた一冊の御著「超訳・易経」そして、あれから3ヶ月の7月19日(土)にやはり小椋さんたちの企画で「易経・ファシリテーション:マインドを学ぶ」のFAJ中部支部110回定例会に参加して、竹村あっこちゃん(と呼んでいいということなので)の直接のお話を聴くことができました。ファシリテーションを考える視点として易経の視点がとっても刺激になりました。直感的に、易経がファシリテーションの極意を教えてくれると言ったらいいでしょうか。

 今回のシリーズのブログ掲載のお話は、「超訳・易経」2012(角川SSC新書)とあっこちゃんの近著「リーダーの易経」2013(角川SSC新書)を引用させていただくことになります。詳細は、書籍をお読みください。

 というまえおきで、今回のシリーズのはじまりとさせていただきます。

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プロセス・エデュケーションが必要な訳(06)

 人間関係とは何か?また、私とは誰か?といった問いに答えるために、いろいろな回答が可能かもしれない。しかし、私のアイデアには、人間関係とは、私という人間、あなたという人間を誕生させる場として人間関係があると考えがあります。他者と出会うことによって、私は誕生し、その他者との関わりを通して、私が育つと考えています。また、逆に、わたしとの関係で、あなたが生まれ、あなたを育てていくことになるのです。このことは、関係的存在としての私であり、あなたである。人間であると考えています。
 この話は、下記のURLのYOUTUBEにてミニレクチャーとして語っています。よろしければ、ご試聴ください。
 https://www.youtube.com/watch?v=C0PdcBOBYec
 それゆえ、関係を通して自分を発見し、理解することができるといった考えの基では、人と出会う場を作り、そこで自分の姿を内省したり、他者の姿を観察したりしながら、人間理解を深めていく学びの場が必要になるのです。この場づくりがプロセス・エデュケーションの核となる考えです。

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2014年07月19日

プロセス・エデュケーションが必要な訳(05)

 ダニエル・ピンク氏著の「ハイ・コンセプト『新しいこと』を考え出す人の時代」の中でコンピューターにできなくて人間だからもつ力が大切になるといっています。
ピンク氏によると、6つの感性(センス)がこれからの時代必要であると述べています。
   1) 機能よりも、デザインをする力
   2) 議論よりも、物語ができる力
   3) 個よりも、全体のシンフォニー(調和)がはかれる力
   4) 論理でなく、共感する力
   5) まじめだけでなく、遊び心があること
   6) 物よりも、生きがいを感じる力
 これらの6つの力が、新しい時代に新しいことを生み出すために必要な力として、焦点づけられています。まさに、これらの力は、人と人との関わりの中で、自らの内省力と他者からのフィードバックの力を借りながら、自分自身を育てていくことになるのだろうと思います。
 自らが体験の中に身を投げ込み、その中で起こっていることを感じたり、見たりしながら、物語力、調和力、共感力、遊び心が育つのではないかと考えられます。また、そうしたことを通して、生きがいを感じ見いだすことができるようになっていくのでしょう。
 最初のデザイン力に関しては、私は、あらゆる場面で、このデザイン力は問われてくると思います。教育現場において、教育者が学習者にとって、気持ちよく学べる環境作りは大切でしょう。もちろん、ファシリテーターにとって、その場が参加者にとって心地よく、そしてそこに集った人々のゴール(目標)が達成できるように促すことが、ファシリテーション力であり、デザイン力であると考えられます。
 以上のようなことは、プロセス・エデュケーションの実践を通して、育てていくことが可能になると考えています。
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2014年07月18日

プロセス・エデュケーションが必要な訳(04)

 私たちの学習の領域には、ベンジャミン・ブルーム(1956)によると「教育目標のタキソノミー(分類学):“Taxonomy of educational objectives”として、3種類の学習領域があることが示されています。
(1)認知的領域(cognitive domain)
 一般的に知的な理解、概念的な理解が深まる学習領域をさし、組織的原理として精神的操作の複雑化であると考えられ、目標は知識→理解→応用→分析→統合→評価というかたちで高次化していくと考えられています。
(2)情意的領域(affective domain)
 学習に対する意欲や態度であり、組織的原理は価値・態度の内化といわれ、目標は受容(注意)→反応(興味)→価値づけ(態度)→価値の組織化(人生哲学)→価値または価値複合体による個性化(ライフスタイル)というかたちで高次化・内化すると考えられています。
(3)精神運動的領域(psychomotor domain)
 モータスキル、運動、技術にかかわる学習領域であり、組織的原理は神経系と筋肉系とのあいだの協応の達成が高まることです。デイヴの枠組みでは、模倣→巧妙化→精密化→分節化→自然化と高次化するとされています。
 このような三種類の領域において、学習を達成し、個人の力を育成することを考えると、いわゆる座学による教授学習形態では不十分であることはおわかりいただけると思います。特に(2)の上位的領域に関して、学ぶことへ意欲ややる気、また自分自身の生きるありようを身につけるためには、他者の話をただ聞き、インプットするだけでは不十分でしょう。他者とともに、活動をともにし、その人の姿を見たり、自分の姿を見たり、また他者と関わる体験を通して自分自身が揺さぶられたり、確信をもったりしながら、自分の物事や人への態度を形成していくことになるのでしょう。
 さらに、(3)精神運動的領域の学習に関しては、さらに体験を通して学ぶことの必要性は十分理解されるでしょう。自動車免許証をとろうとする場合には、最初に道路交通法やメカニカルな知識の理解のために、座学的な講習を受けたとしても、実際に実地体験がない人が車を適切に動かすことが難しいことは理解できるでしょう。運動技能は、やはり体験を通して学ぶことが必要になります。
 (1)認知的領域においてさえ、座学で一方的に知識の伝達、また文献などを読み研究を進めることで知的理解は深まるにしても、そうして獲得した知識を他者との交流を通して、確かなものになっていくのだろうと思います。
 これらの理由より、体験を通して学ぶ「プロセス・エデュケーション」は欠かせない学習アプローチとよべるのではないでしょうか?また、体験学習の循環過程の考え方には、体験を通して学ぶことだけでなく、認知的に学習することを好む人たちにも、また好まなくても認知的な学習の必要性も、逆に重要な視点としてもつことが考えられています。このことは、また別の機会にお話ししたいと思います。
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2014年07月16日

30年ほど前にTグループで出会った方との再会!

 7月14日(月)、午前11時30分に待ち合わせ。ハイヤーで南山大学北門に来られました。
 この方は、今は、大きな企業の副社長の要職をつとめられていらっしゃいます。

 私自身の今年一年の一つの区切りの年にあたり、一度お会いしたい方の一人でした。
 Tグループ参加から、私がTグループのファシリテーターとしてレビューし始め、ひよこの時代に出会った方です。久しぶりにお会いしてお話をしている中で、かなりきついことを津村は言ったようです。今から思えば恥ずかしい限りです。が、そうした津村の発言に、私は私の思いを語ればよいと強く思われたようです。それは、私の言葉に同意したというよりは、反発的な感情も伴っていたのかもしれません。それが、それとして、体験からの学びになっていると強く語ってくれました。また、体験を通して学ぶことはいろいろあると、学ぶことへの強い確信のようなものをお持ちのようでした。

 あれから、長い年月の中で、今でも、また今日、さらに確信として、体験学習を全社的な取り組みとして、実施されています。それは、すごいです。上述の体験学習への強い思いがあっての取り組みです。

 その体験学習は、2泊3日行われるそうです。その体験学習の宿泊研修には二つの柱と言うか、大きな要素があります。一つは、参加者が、部長クラス、執行部クラスから、入社2〜3年目の若い社員が混ざった異世代交流であることが特徴です。縦割りの異年齢のメンバーで構成されたグループで2泊3日を体験学習により過ごすのです。そして、全社あげてすべてのメンバーが参加するように、一度に35人前後の合宿を行い、同様の合宿を何十回とやられているのです。
 もう一つの特徴は、体験学習のふりかえりは、よかったこと、成功体験を拾いだしふりかえりを行っているのです。成功体験が次の成功体験を生むという考えです。

 これらのことは、ホールシステムアプローチの考え方であり、またAIアプローチの考えたです。ただ、この体験学習を導入されている方は、こうした横文字のアプローチをまったく知らずに、経験知をベースに取り組まれているのです。

 Tグループを終えた後に、説明し、配布されたGIBBの4つの懸念。この4つの懸念をいかに低減し、信頼し合う関係づくりを組織の中に生み出すか、それを一途に、取り組まれてきたと語ってくれました。

 ホールシステム・アプローチの方法論やAIアプローチの進め方の問題ではなく、執行役員はじめ上層部が本気で社員相互の関係(自分も含めて)信頼し合える関係にしようとするか、それを実現しているかどうかが大きいように感じました。

 長く、Tグループをはじめ、ラボラトリー方式の体験学習に関わってきた身としては、大いに刺激を受けると共に、励まされ、またこれからの歩みに自信を与えてくださいました。感謝です。
 また、どうしても組織開発の方法論に走り出しそうになるのですが、企業組織の中にいる人間が何を望んでいるかを明確にし、それを充足することが組織開発の核になるのでしょう。
 もう一度、現在までの自分の歩みをふりかえり、2015年度からのスタートを、いや今からの自分の歩みを、再吟味しようと思います。

 最後になりますが、この方が現在所属されている企業は、本当にここ数年右肩上がりの成果を生み出しているのです。このことが、体験学習による宿泊研修の必要性と意義を主張できる、大きな支えになっているようです。
posted by つんつん at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | プロセスエデュケーション