2010年02月01日

Reddyさんのグループプロセスコンサルテーション(2)

レディ氏の著作の中の囲み記事で、グループのサイズを論じているところがある。

彼によると、グループのサイズが大きくなるとコンセンサスによる意志決定を得ることが難しくなるために、せいぜい12人ぐらいが上限になるのではないかと語っています。もし、グループサイズが大きい組織を扱うならば、グループを小さく分けて、レポートバックするような形で、グループプロセスコンサルテーションを行う必要があろうと。

きっと、小さすぎるのも問題でしょうが、グループサイズがあまり大きくなりすぎても、難しいということでしょう。これは、いわゆる一般的に、Tグループ(トレーニンググループ)をご存じの方からすると最大1つのグループがこのぐらいの数というのは合点がいくのではないでしょうか?

明日は、何がグループの成果として考え、支援するかをReddyさんの著作よりピックアップしてお話しします。

2010年01月31日

いつまで続くか?W.B.Reddyさんのグループプロセスコンサルテーション(1)

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本日は、日曜日。
読まなければ、いけない修士論文を横に、今一番気になっているW.B.Reddy氏の著作「Intervention Skills: Process Consultation for Small Groups and Teams」を苦労しながら目を通し始めています。ざっと、斜め読みも斜め読みで、第1章「グループプロセスコンサルテーションとは何か?(What Is Group Process Consultation?)を概観しましたので、そろそろ、このブログでも、レディ(Reddy)さんの考えをご紹介しながら、プロセスに焦点をあてた介入を考えていきたいと思います。

レディさんの定義によると:
「グループプロセスコンサルテーション」とは、コンサルタントによる理由のあるまた意図的な介入であり、それは、合意した目標にグループが到達することを目的として、今起こっているグループの出来事やダイナミクスに対して行われる介入である。

「理由のあるまた意図的」とは、コンサルタントの介入が、具体的な目的や影響に対して望ましい意図をもって、特定のターゲット(それは、グループ、対人関係、個人)に対して考え抜かれ方向付けられたという意味であると述べています。

コンサルタントは、グループの今起こっている出来事やダイナミクスに対して介入を行う。それは、彼・彼女がそうするのが適切であると感じるならばいつでも。彼・彼女はミーティングが終わるのを待たなくて、目の前のデータや選択肢を示すことが大切であると。グループメンバーへの効果的なフィードバックは、すぐその場でタイムリーに行うことであると述べ、一般的に待つことはそのタイミングを失うことであり、インパクトも失うことになると。

このことは、E.シャインさんの著書「プロセスコンサルテーション」では、待つことが一つの大切な要素として語られているのに対して、より即時的に介入することを強調しているところは、とても興味深い。

そして、レディ氏自身、E.シャインのプロセスコンサルテーションと比較して、シャイン氏のプロセスコンサルテーションはマクロ的アプローチであり、私のアプローチはミクロ的プロセスコンサルテーションであると強調している。彼によると、シャインは、スモールグループへの焦点づけよりも、グループや組織といったところへの介入に力点があると明示している。

改めて、シャイン氏の著作を読んで、プロセスへの介入の大切さを学び、プロセスコンサルテーションを支持していた私としては、非常に興味深い内容が第1章の始めに記されていることから、余計にこの著作を読み進めたくなったのです。

また、グループプロセスコンサルテーションの定義の中に出てくる「合意した目標」はとても大切な事柄になる。コンサルタントはグループの合意した目標―すなわち、グループが合意しているビジョン、ミッション、目的を達成するという―の文脈の中で、介入するのである。コンサルタントは、グループとグループの主たる目的とをつなぐ(関連づける)ことを支援することが働きであると語っている。