2014年11月08日

NTLワークショップ[Intervention Strategies]に参加E

 今日は、2014年11月7日(金)です。NTLプログラム[Intervention Strategies]の最終日です。今朝は、午前4時に目が覚めて、落ち着かない一日のはじまりでした。とにかく、目覚めたのですが、もう少しがんばってベッドの中でと思って、がんばった結果が午前4時起きでした。
 朝ベッドから出て、今日の課題になるであろうテキストの[Back-Home Action Planning]のページを広げて、順番に問いかけに応える形で資料を作成しました。この準備は、結果的には役に立ちました。今日は、特別にこれだけのことをしたという実感はないのですが、午前6時30分の朝食の時間が来て、朝食に出かけていきました。FACEBOOKで紹介しましたように、いつものオムレツから変えてパンケーキをとりました。写真の通りです。

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 朝食後、研修室へのお出かけ準備をして、特に、今日は最終日なので、家内が作ってくれた書の作品も準備して少し早い目に出かけました。どのタイミングで、お土産を渡そうか迷っていたのですが、KATEさんという若いファシリテーターにプレゼントを渡すと、朝のチェックインの時に、渡すと良いと言われ、それに従うことにしました。もうこのときから、なんて言おうかドキドキものでしたが、皆さんが集まってきて、簡単な説明をして、「夢」という文字を家内がさまざまなスタイルで書いてくれていたので好きなカードを選んでもらいました。とても喜んでくれました。

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 その後、今回の研修に来てどんな気持ちでいるかのチェックインがはじまり、津村も思いがけず熱い思いがこみ上げて、涙が出そうで、危なかったです。9時30分ぐらいになって、Patさんから、NTLプログラムのサーティフィケートのプログラムの話があり、一区切りになりました。途中で帰る人があり、記念写真を急いで撮りました。

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 その後、Sustainable Organizationとは何かの話から、どのようにしてSustainableにするのかなど、Patさんからレクチャーがありました。質疑応答をしながら、11時ぐらいまで話が続きました。10分ほど、休憩をして、Visual Thinkingを使って、現場に戻ってのODの実践を描く話と、朝予習をしていた箇所のページを参考に、現場に戻ってのアクションプランを考えました。それが11時15分ぐらいから30分ぐらいかけて。その後、ペアでわかちあい。私のペアは、ジョージさんという方で、12時5分ぐらいまで行い、ランチとなりました。
 午後1時までのランチタイムをメンバーと過ごし、三々五々集まり、クロージングのセッションが始まりました。昼食から帰ってくると、見かけない方がいました。その方が、Vice Board ChairのUma Jainさんでした。後からわかったのですが、クロージングの前に特別なサプライズがあると言われ、急にTOSHIと名前が呼ばれ、UmaさんからAWARDの表彰を受けました。本当にサプライズでした。研修参加のメンバーからもあたたかい拍手をいただき、最高の瞬間でした。本当に、苦労したけど、やってきてよかったと思った瞬間でした。感謝です。

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 その後、一人ずつ、この研修、NTLについてのメッセージを伝え合い、南山大学人間関係研究センター方式の修了証の授与式を行いました。とっても暖かな時を参加者のメンバーとPatさん、Kateさんと過ごしました。
 すべてに感謝です。

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 ちょうど午後2時頃には終了したでしょうか?時計を気にする余裕もなく過ぎていきました。表彰と併せて、NTLのODハンドブックをプレゼントしていただきました。また、Kateさんからもご自身の本を、NTLのメンバーだから当然プレゼントするよと言われ、いただきました。
 併せて感謝、深謝です!!!
posted by つんつん at 06:07| Comment(0) | TrackBack(0) | プロセスエデュケーション

2014年11月07日

『思えば遠くに来たものだ」米国NTL研修の最終日を明日に控えて

 「思えば遠くに来たものだ」歌のお題ではないですが、今回のNTLのIntervention Strategiesに参加して、明日最終日を迎えるところで、昔を振り返っています。
 1977年に結婚、1979年に、南山短期大学で常勤の講師の職を得るとともに、長女有紀が誕生。人間関係科との出会いがなければ、私の人生はかなり違っていたと思います。もちろん、その前に、徳島を離れ、名古屋大学の大学院にお世話になることがなければですが・・・。恩師が亡くなられて来年三十三回忌です。この法要はしなければと思っています。
 ラボラトリー方式の体験学習と出会い、1985年8月から1986年8月までマサチューセッツ大学アムハースト校に留学のチャンスを得て、1986年の2月にNTLのHuman Interaction Laboratory(いわゆるTグループ)とskiingに参加して以来、NTLのファンになりました。その夏(帰国間際)には、TPLEというラボラトリー方式の体験学習のトレーナートレーニング2週間(Tグループのトレーナーと実習タイプのトレーナーの2つの研修内容)に参加して帰りました。今から思えば、英語(特に英会話)もまともに勉強せずにアメリカ大陸に飛び込んだのですから・・ただ、その時は、楽しい学びの場であったのは間違いありません。
 それから、20年、2006年にNTL主催のAn Appreciative Inquiry Approach to Designing Experience-Based Learningに久しぶりに参加、2007年には、NTL主催Theory and practice in Organization Developmentに参加するという機会に恵まれました。南山大学で文部科学省の教員GPをとり、その時に同僚がちょうど米国留学もあり、よりNTLとのつんがりが一気に深まりました。米国からSandra Janoffさんをお招きして、組織開発(OD)のホールシステムアプローチの一つであるFuture Searchを学ぶ機会を得たことも今日の流れになっています。
 とりわけ久しぶりにNTLに出かけた時に、同僚が米国で迎えてくれたこと、研修の内容が、Appreciative Inquiry Approachであったことにも助けられ、参加者の皆さんからあたたかく迎えていただいたことが、英語力が純分でない自らが米国のワークショップに飛び込む後押しになったのです。本当に、あのときのメンバーに感謝です。その後、Theory and practice in Organization Developmentは、かなり厳しかったことを忘れてしまっており、今回のIntervention Strategiesへの挑戦になったのです。その間に、ファンになっているNTL InstituteのInternational Memberにもなれました。
 今回の経験を、NTLの研修の一つの集大成にするつもりで、これまで私を支えてくれた多くの人たちへの恩返しとして、今後は、日本でラボラトリー方式の体験学習をしっかりと提供し広めていけるようい努力したいと考えています。その節には、みなさまよろしくお願いします。
 「思えば遠くへ来たものだ」
posted by つんつん at 11:53| Comment(0) | TrackBack(0) | プロセスエデュケーション

NTLワークショップ[Intervention Strategies]に参加D

 今日は、2014年11月6日(木)です。NTLの研修も、無事に(?)4日目のプログラムを終えることができました。今回の研修は、原因は定か出ないのですが、なかなかハードな毎日を過ごしてきました。一つは、年のせいでしょうか?今までだとメンバーが夕食などに誘ってくれたら、そそくさとお誘いに乗っていたのですが、それほど食事に興味もなく、気力ももう一つとのことで、お断りをして自分の部屋でゆっくりこうして過ごしています。
 今朝は、チェックインの担当が私も入った、ケビンとリサとの3人の担当でした。ケビンが単語とちょっとした絵を人数分用意してきてくれて、そのカードをランダムに割り当て、その後無言で自分にぴったりのカードをお互いに交換して持ち、全体で輪になって、自分のカードを選んだ理由を話すと言ったチェックインでした。これもまたおもしろかったです。
 その後は、Patさんのファシリテーターで今日一日のプログラムの報告がされ、R.Beckhardさんの仕事からK.D.Dannemillerさんが作成した[Resistance Model for Complex Change]公式について説明がなされ、その後質疑応答が行われました。このレクチャーの後の質疑応答やコメントなどを参加者が我先にと発言するのがさすが欧米の文化です。きっと日本ではこれほどまでに自己主張はしないと思います。
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 その後、午前9時50分頃から昨日のコンサルタントグループにもどり、公式の中のFirst Steps towards Visinについて25分ぐらい話し合いました。その後、グループごとに、フリップチャートにまとめたものを発表しました。
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 その後、[Appreciating & Responding to Resistance for Complex Change]についての説明を聞き質疑応答で休憩に入りました。10時50分ぐらいから11時5分頃まで休憩し、KATEさんによる[Use of the Self:Human Development Journey]について説明を聞きました。なかなかわかりにくい話でした。というか、あまりわかっていないと思います。資料をもらって来たので、再度読み直しです。その後11時50分から隣の人と二人組で、話した内容をもとに分かち合いをしました。ODコンサルタント、また教育者には大切な話であることはわかりながら、小生を理解することができず、少々残念でした。資料をくださいと言っておいたら、コピーを夜のプログラム終了時にいただくことができました。
 昼食を挟み、エナジャイジャー担当の3人組がプログラムを提供してくれました。このプログラムは、昼食後、ちょっと眠たくなる身体を目覚めさすためのアイスブレーク的機能を持たそうという企画です。
 その後、Patさんによる[Large-scale Methods- Creating Systemic Change]のお話を聴いた後、有志が出て、非常に短縮バージョンのワールドカフェを体験しました。
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その後は、メンバーが提供するベストプラクティスとして、いくつかのアプローチの紹介が午後5時15分近くまでありました。
(1) 4Box IMPACT
(2) Liberating Structures
(3) RACI
(4) MISSION,VISION,VALUES
(5) Executive Coaching
(6) ORGANISATION DESIGHN
(7) CULTURE DIAGONOSTCS
(8) INSIGHT SPECTRUM
(9) ENPROYEE ENERGEMENT SURVEY SUMMARY
(10) VISUAL PLANING SYSTEMS
(11) SYSTEM CHANGE
 休憩を少し挟んで、午後5時30分から、追加のレクチャがありました。KATEさんからはTRUSTの公式、PATさんからはTEAM EFFECTIVENESSのお話がありました。
 最後にチェックアウトで、一言ずつ話して終了しました。
 夜は、白州で四日目終了を祝いました。
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2014年11月06日

NTLワークショップ[Intervention Strategies]に参加C

 2014年11月5日(水曜日)です。今日も良い天気でした。居室からみる景色はなかなか良い感じです。
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 セミナーも3日目でした。なkなかの佳境でありました。終わり(後半)は、頭はかなりオーバーヒートしていました。今回の研修は本当にこの(楽天的な)私をして、なかなかハードです。
 朝、午前5時に起床して、今日の内容の予習タイム。今朝、FACEBOOKにアップしましたが、マインドマップで形に残してみました。こちらは、今日、ちょうどマインドマップの紹介があったりしたので、どや顔でメンバーに見せました。
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 朝は9時からスタートです。チェックインを考えるグループが実施、写真をプリントアウトしたのをメンバーの数より多めに床に置き、自分に今ぴったりなものを選んで、一つの輪になって、なぜその写真を選んだかを説明するチェックインでした。これは、結構おもしろかったです。
 その後、9時15分頃から、今日の一日の流れの説明があり、自分のリアルなケースをクライアントとして提供する人が再度簡単に説明をしてから、メンバーが選択をして集まりました。
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 私も、あるガス会社のODのクライアントのもとに行き、情報を収集しながら、[Intervention Strategies]を4人で計画しました。15分間、クライアントにインタビューした後、30分ほどで計画を立てました。その間、クライアントは、集まって「What does it take to be a good CLIENT?」のテーマのもとブレインストーミングをしながらマインドマップにまとめていました。
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 10分ほどの休憩を挟み、10時45分頃から、一つのグループのプレゼンテーションがフィッシュボールの形で行われました。15分間のプレゼンテーション、15分間のフィードバックセッションです。午前中にもう一つのグループのプレゼンテーションもあり、その中で、コーチングを行うことでインターベンションをするという提案が在り、コーチングは個別のことではないか、組織システムへの介入になるのかとの問題定義がされ、そのことをめぐって、12時15分ぐらいまで話し合いがもたれました。
 昼食は、45分で終えるか、1時間とって、午後1時15分に集まるか?多数決をとり、結果として、午後1時に集まることになりました。
 午後1時から、2つのグループの発表が同じようにあり、15時頃までかかりました。その後、マインドマップを使った良いクライアントになるには何が必要か?の説明がありました。
 午後3時10分頃から、[Use of Self: Social Staratification]の説明がKATEさんから行われ、質疑応答とチェックリスト(文化差)を行い、その結果をもとに、Dialogueと称して、それぞれ思い思いに、メンバーが自分の経験談を話し合いました。結構、この時間が長く、なかなか日常の事例の話が一番、聴き取るのが難しい私にはハードな時間でした。
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 午後5時10分ぐらいに終了し、少しブレイクの後、フリップチャートの周りに集まり、明日のラージアプローチに関して、お互いに紹介してくれるメンバーを募り、最後にチェックアウトで、今日一日の感想を伝え合って、終わりました。
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 今は、夕食にきつねうどんをいただき、今日こちらに来てはじめて持ち込んだ白州をちびちびといただいています。
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2014年11月05日

NTLワークショップ[Intervention Strategies]に参加B

 2014年11月4日(火)「Intervention Strategies」二日目も9時からスタートしました。昨日の最後に、火曜日、水曜日、木曜日の午前のセッションのはじめの10分間のチェックイン、午後のはじめの10分間のエナジャイザーの担当を決めていましたので、今日は一つのグループ尾企画でチェックインから始まりました。言葉を使わずに今の感じを身体や声などで音で表すチェックイン。おもしろかったです。言葉が十分にわからない私にとっては、ほぼノンバーバルでのチェックインは、それぞれの,メンバーのありようがわかって興味深かったです。

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 その後9時10分に、Patさんのインストラクションで、昨日のグループワークで、体験学習のサイクルはどのように生かされていたと考えるか?というといかけに応える形でスタートしました。
 9時43分にKateさんにバトンタッチされて、態度や行動の背後にある自分の価値(VALUES)について考えるセッションでした。価値、態度、行動について簡単な説明があり、その後、ロキーチの最終価値と道具的価値の18のリストが渡され、その中からそれぞれベスト10を選択してから、2人組でシェアをしました。

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10時30分から10分ほど休憩し、2つのペアが集まり、4人組を作ってシェアをしました。私がいたグループは、米国人2名、シンガボール人1人、日本人1人のグループで、それぞれの違いがあったも、文化的な背景もあった、とても興味深かったです。11時07分ぐらいに大きな輪にもどり、分かち合いをしました。この分かち合いの時間が、さすが欧米人が追いためか、途切れることなく、質問やコメントが飛び交います。

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 昼食の少し前、11時45分から、サーベイを用いたアプローチの意味について同じグループで話し合い、昼食となりました。
 昼食後、エナジャイザー担当の人のインストラクションで、ペアになって、目をつむって押したり、引っ張ったりして、ペアワークを楽しみました。
 その後、サーベイアプローチについての全体での分かち合いを熱心に行いました。そして、13時53分頃にYouTUBEで、DAN ROAMの登場するVTRを2本観てから、14:15からグループワークで、VIVID THINKINGセッションでした。15時30分まで話し合いながら、ODに関わるシーンをグラフィックでフリップチャートにまとめる作業を行い、午後3時30分からプレゼンテーションを行いました。いずれのグループ、4グループともとても魅力的なグラフィックができあがっていました。16時から全体でシェアを行い、16時13分ごろ短い休憩に入りました。

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 16時25分からPatさんによる[Transformational Change Process Model]の説明がなされ、その後、16時50分から17時15分頃までそのモデルのポジティブとネガティブについて話し合いました。そして、プレゼンテーションを4グループが行い、Patさんが簡単に説明し、質疑応答があり、このセッションも終了しました。

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 終わり頃に明日のプログラムの紹介と、明日メンバーの中で持ってきた自分のケースを提供できる人が手をあげ、明日のクライエント役になる予定です。

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 いくつかの宿題が出て、それをこれからやらなくてはなりません。
 ということで、2日目のプログラムが終了しました。
 さすが、夕食もってきた日清の天ぷらそばで済ませました。
posted by つんつん at 10:53| Comment(0) | TrackBack(0) | プロセスエデュケーション

2014年11月04日

NTLワークショップ[Intervention Strategies]に参加A

 2014年11月3日(月)いよいよ「Intervention Strategies」のワークショップが始まりました。
 朝9時に会場のN4-265に15分前ぐらいに出かけました。すでに、何人かの参加者が親しみをこめたような挨拶、挨拶・・・。その中で、Patさんを見つけて、久しぶりのご挨拶。少し緊張の中、17人の参加者と2人のファシリテーター(Patさんと、Kateさん)によって、ワークショップがスタートしました。まずは、一人一言ずつ簡単に自己紹介がありました。私自身も勇気を振り絞り、ご挨拶。
 簡単なこのコースの説明の後、4人組になって、ワークショップへの期待をチェックリスト(4項目)をチェックしながら分かち合いました。その後、全体での分かち合いのシェアを行いました。集まってきた時に、小さな円になると、まるでTグループみたいだと言うことでそれが話題に。
 10時過ぎから、体験学習のサイクルについての説明と質疑応答を、Kateさんが行いました。テキストにある図は、5つのステップのモデルですが、David Kolbの話が中心に説明されたのが印象的でした。

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 10時30分から10分ほど休憩した後、Patさんから[The Context of Organization Development]について説明がありました。その後、[Phases of the OD Consulting Process]について説明がありました。Action Research ModelによるODコンサルティングモデルの話でした。11時30分頃から、Template to Create an OD inervention Strategyに従いながら、自分のこれまでのODの成功事例を分かち合いました。
 12時頃に、ランチタイムになり、午後1時に集合とのことでした。午後は、小さなエクササイズをやって、システムについての理解を深めるセッションであったのですが、今ひとつ意味が私には理解できませんでした。というか、英語が十分にわかりませんでした。
 その後、[Level of System Concepts]についての説明を聞き、質疑応答が行われました。この質疑応答も、質問をする人、私はこんな風に考える、こんな風にやってきたとコメントを話す人と、絶え間なくやりとりが続きます。その後、@Individual/Interpersonal,AGroup/Team/Inter-group,BDepartment/Inter-Department,COrganizationに分かれて、それぞれのインターベンションの可能性を話し合いました。その後、全体のシェアはもちろんありあした。
 14:15からBreak14:30頃まで。
 ABG Case Studyを用いて、ディスカッションとプレゼンテーションをステップを二つに分けて行いました。まずは、Step1,と2。
 16:00からBreak 16:10まで。
 引き続き、Transformational Change Modelに従い、ディスカッションとプレゼンテーションでした。17:21頃に、3つのグループのプレゼンテーションが終了。
 その後、3つのアクティビティとして、1つは、明日から3日間の、CheckInとEnergiserを決めること、そして2つめは、ジャーナルを書くこと(15分)、最後に、一言ずつ今日の体験を分かち合って(チェックアウト)、今日一日のプログラムを終了しました。
 たくさんのことを体験して、学びましたが、英語漬けでかなりハードな一日になりました。チェックアウトでも、英語のシャワーを浴びたと話したら、どっと笑いが起こり、こちらの思いは笑いの中でも伝わったのではないかと思います。これからテキストが手元に来たので、予習を少ししておこうと思います。
posted by つんつん at 10:30| Comment(0) | TrackBack(0) | プロセスエデュケーション

2014年11月03日

11月2日から9日まで米国出張です!!NTLワークショップに参加@

 2014年11月2日(日)朝午前4時30分に起き、家内にセントレア国際空港まで送ってもらい、セントレア(7:55発)→(9:10着)成田経由(11:15分発)→ワシントンダラスDC(WASHINTON DULLES)空港(2日午前9:15着)に到着しました。
 いろいろな体験をしながら、ワシントンにたどり着く来ました。成田空港で余裕があったので、ラウンジを利用しようと思って、ANAのラウンジを訪ねると、ANAのスペシャルな会員でないと利用できないのですね。当たり前のことでしょうが・・・。他に利用できるラウンジがないかと訪ねると、すでに一度出国のゲートをくぐるとカード会社のゴールドカードの利用者のラウンジもないとのこと。あ、そうなんだ。知らないとは言え、恥ずかしい思いをしました。
 成田空港のラウンジの待ち時間では、宿題で出されていたこれまで実施したODのレポートをA42枚で書くようにと言うのを間際に知ったので、その宿題の手がかりを少し整理し始めました。KEEP環境事業部で行った際のデータ収集とその結果のAIアプローチが報告できる一つかなと考えています。果たして、そのような報告をするところまで英語が使えるのか、それが一番の問題です。まずは、ニーズ調査、データ収集での記録を簡易のマインドマップにしてみました。さて、・・・
 そして、ANA NH0002便に乗り込みました。エコノミーですが、ずいぶん前の座席との空間もある感じで、なんと言っても、画面の下にはUSBの端子まで付いていました。
 フライトの中では、お酒も自粛し、白のワインを2本食事の前と中でいただきました。後は、眠れる時には眠り、そのほかには、久しぶりに映画を3本観ました。一つは、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」、もう一つは「春を背負って」そして3つめは『ラスト サムライ」いずれも楽しめました。というか、いずれも少しのことで涙する自分がいることに改めて発見。涙腺が無茶弱くなってきています。
 少し揺れはあったものの、無事にワシントンダレス国際空港に到着しました。到着寸前に、次の行動で、研修会場(ナショナル・カンファレンス・センター)へのシャトルバスの乗り場を教えてもらったメールの内容をスケジュールのメモにコピー&ペーストしてきたはずが、消えており青ざめました。結局、空港を降りて、トラベラーズ・エイド的なWELCOMEセンターで確認して、乗ってきた次第です。2時間の待ち時間から、予習を始めました。少しずつODのワークショップモードに入りつつあります。
 お迎えのシャトルバスと言っても、普通乗用車で、お客さんは私と、同じワークショップに参加予定の男女各1名の3名が分乗して、会場に到着しました。会場も、FACEBOOKには載せましたが、とても大きくて迷子になりそうな会場です。でも設備は古く、スリッパもなく、やっぱりスリッパ必需品でした。
 さて、明日からの研修はどうなりますか?
posted by つんつん at 04:25| Comment(0) | TrackBack(0) | プロセスエデュケーション

2014年10月05日

アサーショントレーニングに参加して

 2014年10月4日(土)5日(日)と、教育ファシリテーション専攻に在籍する院生による「アサーション(自己表現)トレーニング」を受講する機会がありました。院生といっても十分に特定の機関で研修を積み、認定された「アサーショントレーニング」のトレーナーとして仕事をされている方です。
 参加者は、初日は、19名、二日目は、一人所用があって18名でした。
 今回の参考書です。

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 両日とも、朝9時30分から午後5時すぐまでしっかりと学ぶ機会を得られました。院生である上田さんに感謝です。このプログラムは、5つおよび6つの要素の学びとふりかえりから構成されています。
 (1)自己表現とは
 (2)自己信頼と(アサーション)基本権利
 (3)認知(ものの見方・考え方)のアサーション
 (4)言語上のアサーション:@日常場面、A課題解決場面
 (5)非言語上のアサーション
 (6)DESC
 (7)ふりかえり

 アサーション(自己表現)の3つのタイプ(非主張的、攻撃的、アサーティブ)の識別、ありようをめぐって参加者とともに点検し合いました。テキストをもとに、3つのタイプに分けることもなかなか難しい作業でした。アサーションとは何かを理解することが、なかなか難しいのです。この課題は、最後まで続きますが、一般的に考えると、3つのタイプにわける基準を理解し合いました。
 午前中いっぱい、時間を費やしました。アサーションという言葉を使うけれども、また、上田さん流には、「自分の気持ち、欲求、意見、価値観などを素直に、正直に、その場に適切に表現する」ということらしい。そして、「・・適切に」とは、『反応を見る』、『聴く』ことだそうです。そうなると、私としては、『お互いに気持ちよく、健全なコミュニケーションが成立する」ということではないかと考えました。いかに「応答」が成立するコミュニケーションができるかと考えました。このことは、今も考えています。
 午後は、『自己信頼とアサーションの権利』について、資料を基に参加者とともに話し合いながら、基本的な権利の理解を深めました。午後の後半は、チェックリストを用いながら、自分のものの見方や考え方を点検することをしました。いかにさまざまな見方や考え方があるのかがよくわかりました。
 そして、本日(二日目)は、昨日のプログラムのおさらいからはじまり、ロールプレイを体験しました。「断る」ポイントを学ぶ実習、「頼む」ポイントを学ぶ実習、「お互いに気持ちよく終わる」実習を行いました。自分の他者への関わり方(頼むこと、断ることなど)の特徴に気づくことができました。3回のロールプレイ後にそれぞれふりかえりをしながら、それぞれのポイントを全体でシェアをしながら学びました。
 午後は、「言葉以外の(非言語的)アサーション」について資料をもとに学びました。そして、引き続き、怒りの発生のメカニズムを学びました。
 最後に、アサーションのために、DESC法について学び、例題をもとに、グループでDESC法の記述の仕方を整理しながら学びました。それぞれの発表をした後に、参加者の人からいろいろな角度からの質問がだされ、その質疑応答を通してもたくさんのことを学ぶことができました。
 DESC法を学んだ際の津村のメモです。

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 今回の学びの体験は、間違いなく、これからの津村の活動に役に立つ大切な学びになっていくと思います。
posted by つんつん at 21:49| Comment(0) | TrackBack(0) | プロセスエデュケーション

2014年10月02日

新しい年度に向けていろいろな妄想@:研修ファシリテーター養成プログラム案

 時間ができると、2015年度にもし自分が新しく何かラボラトリー方式の体験学習に関わるプログラムを実施するとどんなことができるか?また、どんなことに社会の人たちは関心をもっているのだろうかと、妄想を巡らせています。
 ちょうど、本日来客があり、ファシリテーターやファシリテーションのこと、グループワーク、グループプロセス、リーダーシップなど、いろいろとお話をすることになっていました。
 そのこともあって、標題に書いたように「研修ファシリテーター養成プログラム案」といえばいいのか「体験学習ファシリテーター養成プログラム案」といえばいいのか、「体験学習デザイン・ファシリテーター養成プログラム案」といえばいいのか、思いつくままに、メモ帳に書き並べてみました。そうすると、ちょうどNコマ(3時間)の流れができました。

写真(津村の研修ファシリテーター養成プログラム案:20141002)).jpg

と描いてみたものの、あれ、これやるのなら、大学で講義しているのと同じことになるじゃん・・・と一瞬心で苦笑い。

 ただ、もしニーズがある、学びたい人がみえるなら、こうしたプログラムの実践は、今後も、ラボラトリー体験学習を学んだ一人として、おこなっていきたいものです。
 こうしたプログラムは、南山大学大学院人間文化研究科教育ファシリテーション専攻で、おこなっている専門科目「体験学習ファシリテーション基礎研究」「体験学習設計研究」「体験学習ファシリテーション応用研究」でやっていることでもあるのです。
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2014年09月29日

教育研修をデザイン(設計)することで大切なことを考えるプログラムの実践

 昨日9月28日(日)の9時30分から12時30分までの3時間、(社)日本産業カウンセラー協会関西支部 平成26年度シニアコース講座「KO800 教育指導」を担当してきました。
 結構このコースの担当が長くなってきています。この間、少しずつプログラムも充実とというか、自分ながらに納得のできる流れになってきているように感じています。ここで、一度簡単に記録もかねて、ねらいと流れをまとめておきます。研修デザインに大切なことを考えるプログラムとしては、一つの進め方ではないかと思っています。
 さて、「教育指導」という科目として、日本産業カウンセリング協会における学習のねらいと学習の要旨ではかなりの知識・技能・態度の涵養を求められています。冗談まじりに、「これだけのことが3時間でマスターできれば、すごい科目ですね!」と話してからスタートしています。
 そこで、私なりに、これらの中身を少しでも実現する(体験して学ぶ)ためにつぎのようなプログラムで実施しています。

 まず、ねらいですが、
○ 産業カウンセラーが社会人を対象とした各種の教育や研修を実施するに際し、指導が効果的に行われるための基本的な考え、態度、技法を学ぶ
○ 実際に参加者が『研修プログラム設計において大切なことは何か』をディスカッションすることを通して、教育指導の基本的かつ重要な視点を学ぶ
○ グループ活動時に起こるプロセス(自分や他者の動き、コミュニケーション、意志決定、リーダーシップなど)に気づくとともに、自分のありようを学ぶ

 上記の3点を実現するのも大変ですが、参加者の方々の関心のどこかに触れることができればと思い、説明しています。

 そして、プログラムは、以下のような流れです。
1.導 入
  あいさつとねらいとプログラムの流れの説明
   (1)ねらいづくり
      私の窓:@今の気持、A私のねらい(取り組みたいこと、学びたいこと)
   (2)グループを作る(5〜6人ぐらい)
   (3)チェックイン:「私の窓」の分かち合い
2.グループワーク
   (1)個人で考える:「研修プログラム設計で大切なことは?」メモ(5分)
   (2)グループの自立的運営:役割決め
   (3)グループで話し合う:「研修プログラム設計で大切なことは何か?」を話し合う(40分)
→模造紙に描く
   (4)グループで考えた『大切なこと』を発表する(1グループ3分)
   (5)ふりかえり用紙記入→わかちあい
3.まとめ
  教育研修を設計する際に大切な視点に関する発表をもとに、コメントする
  ・学習内容について
  ・学習評価について
  ・プログラムの設計と実施について
   教育者に求められるものは→“内省的実践家になれ!”

 研修の最後に、津村は大好きなD.ショーンの「内省的実践家になる」ことを、そして、研修、ラボラトリー方式の体験学習では、よく使われる「エントリー(Entry)」と「リエントリー(Re-Entry)」のお話を慌ただしい中、話させて頂き、昨日は、修了しました。

 6グループがプレゼンテーションされた「研修をプログラム(設計)する時に大切なことは何か?」です。どのグループもすごく熱心に取り組んで頂けました。

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■参考資料
プロセス・エデュケーション〜学びを支援するファシリテーションの理論と実際〜 津村俊充 2012 金子書房
posted by つんつん at 10:35| Comment(0) | TrackBack(0) | プロセスエデュケーション